Parfait -chocolat second brew-

(画像は初回版のものです)





製作会社:戯画

原画:ねこにゃん

シナリオ:丸戸 史明 with 企画屋




  立ち絵:★★★☆☆
イベントCGとかなりギャップがあるような・・・

イベントCG:★★★★★

   シナリオ:★★★★☆ 
シナリオ全体としてよりも1シーン1シーンが良かった

   音楽:★★★☆☆

  システム:★★★★★
(使い勝手がいいです、イベントシートも便利)
     
攻略可能人数:6人








タイトルから分かるかと思いますが戯画の名作「ショコラ」の続編的扱いを受けている作品です。
かといって「ショコラ」未プレイの人間が楽しめないかというとまったくそんなことはなくあくまで
「ショコラ」の世界観の中での物語、といった感じです。
もちろんショコラのキャラも会話の端にチラッと出てきます
今作では前作ショコラの舞台だった喫茶店「キュリオ」が
今作の舞台「ファミーユ」のライバル店として登場し主人公は喫茶「ファミーユ」店長という位置づけで物語が進みます
若くして社長なんて野球チームやらテレビ局やらを買占めるどっかのIT企業の人みたい。

まぁ例によって一作目のレビューを書かずにいきなり二作目から書く訳ですが理由は単純

ショコラがそこまですごいと思わなかったから

実際の評価は高いし抹茶個人としても悪くはないと思いますがどうしても
凡作の域を出ず(ショコラファンの方ごめんなさい)スルーした訳です。
ではなぜ今作を買ったのか、理由は単純。

ゆのはなを予約しようと思って店に行ったら予約受付が終わってたから。

まぁ・・・馬鹿ですよね、どうしていつもギリギリで予約しようとするんでしょうかorz
結局ノリでパルフェを予約、購入に至った訳ですが内心そんなに期待はしていませんでした、が
予想以上にいい、というより普通に良作なんでビックリ、というわけでレビューを書こうと・・・


ホント、行き当たりばったりですね



シナリオ




― 来店されるお客様には、現実の世界から離れて、ひとときの安らぎを…

中世ヨーロッパの街並みを再現した大型ショッピングモール・「ブリックモール」。

なぜかそこで真向かいに鉢合わせた、同じコンセプトの欧風アンティーク喫茶。

「キュリオ3号店」と、「ファミーユ」・・・。

圧倒的な人気を誇るキュリオを真向かいに、奮闘を余儀なくされる主人公。

その前に店の制服を着込んだバイト志望の少女、由飛が突然現れる。

彼女の笑顔と心惹きつけられる歌声に

主人公は、なんとなく、なんとかなりそうな気がしてしまう・・・。


あれから2年。

名作を彩ったスタッフが再結集して、あらたな物語をつむぎだします。

『パルフェ 〜ショコラ second brew〜』





ショコラをプレイした方は分かるかと思いますがショコラ・パルフェ共に選択肢は少なく
基本的にマップ移動のみでルート確定するわけですね、一見楽そうですがショコラでは
イベント発生条件などがシビアなものもあり一部の精神力と頭の足りないユーザー(主に抹茶)を苦しめました
しかし今作からはイベントシートなるものが登場、
イベント発生条件なんかが載ってたりどのイベントを見ていないのかが分かり易くなりました
セーブ・ロード等の各コマンド系も使い易くシステム回りは文句なく合格でしょう。
キャラの個性も割りとしっかりしてるかと、おもな萌え属性は

メイド・義姉・金髪ツイン・小柄なのに巨乳・教え子・天然・年上

とロリコンを動けなくさせるような設定です
その他細かい部分はプレイしていただければ分かるかと。
それと全キャラに共通していますが主人公の独占欲が強いような・・・
モテモテだね主人公、でもそれは君が主人公だからだよ(抹茶、心の叫び)



キャラ紹介







高村 仁

本編主人公、大学を休学し焼失したファミーユを再建した苦労人
両親には死なれ、初恋の相手を兄に取られ、
挙句の果てに自分の恋焦がれていた女にも最悪の形で振られるという
苦労の二文字を背負うために生まれてきたような人
ちゃんと顔が書いてあるのに立ち絵がないから結局この画像
本編で確認してください
卵料理の扱い以外は平凡的
だがセリフがいちいちかっこいい、何気八方美人






風美 由飛

「ファミーユ」開店の前日に滑り込みで入ったバイト
何事にも明るく前向き、「膝が大爆笑してる」等の数々の不思議ワードを生み出した
なんかショコラの美里とキャラが被ってるようで被ってない。
後半はただのエロっこ、口を開けばそのことばっか(抹茶の偏見






雪乃 明日香

ファミーユのマスコット的存在、主人公の家庭教師の教え子でもある。
当初は抹茶の最萌え候補キャラだが惜しくも2位に、
新人の由飛が主人公にベタベタするのを見てヤキモチ全開
やばい、この娘いいわ、
ただ最年少で巨乳という設定は正直どうかと・・・

最年少なら素直にペタにしろよ

なんて思ってませんよ?






涼波 かすり

京都の老舗和菓子店の娘
フロア兼パティシエのオールラウンダー
ファミーユ焼失後実家に戻っていたが再建時に主人公が連れ戻し交渉をする際には
何故か駆け落ちということになっていた、個人的には心ときめく展開
休憩時間にはよくバイトの娘を相手に
猥談とかいやらしい話とかえろい話とかをしてるお姉さん
主人公の天敵らしいがこのお姉さんになら弄られてもいいと思うのは抹茶がMだから?
当初は明日香と共に最萌え候補だったがあえなく3位に転落
胸が小さめなのが好感が持てるキャラ
惠麻姉さんとの犯しお菓子対決のときの表現方法はまんまFate/staynightのパクりだった罠







杉沢 惠麻

主人公を引き取った家の娘、つまり義姉。
朝と義弟にめっぽう弱い、お姉さん好きの人々よ、存分に甘えなさい
ファミーユでは焼失前からパティシエをやっていた、
何気に主人公の兄の婚約者だが披露宴前に事故で旦那が帰らぬ人に
いきなり未亡人となる、未亡人好きの人々よ、存分に慰めてあげなさい
そして極めつけとして主人公の初恋の人だったりする。






華鳥 玲愛

金髪ツインで名前がれあ、れあ・・・
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!とか言ってませんよ?
キュリオ3号店のチーフ、ショコラのショートストーリーで出てきてましたね
きつい性格だが最後には身になる助言をしていく世話好きだったり
何気に全キャラの中で一番貧乳なのが


すっごく好感が持てるキャラ

まぁそれはまた別のお話(森本レオ再び

ネタバレになりますが実は
由飛の妹だったりする。
そして母親がフランス人らしい







夏海 里伽子

主人公の大学の元同級生で元ファミーユのチーフ
基本的に愛想が悪いが内面は乙女、抹茶の琴線をぶち抜いたキャラ
これ以上書くとネタバレしそうなので深くは書きませんが
個人的にはパルフェの最重要シナリオ&キャラだと思う。
トゥルーが少し条件難しいかも





と、まぁこんな感じ、キュリオの店長もいいキャラなんですが画像を取り込むモチベーションがありませんでした
さてさて、では最後に各キャラおよび全体通しての評価に移りましょう。





由飛シナリオ:シナリオの完成度自体は特筆すべきこともありません、
                家族愛について重点が置かれているような、そうでないような・・・
               里伽子シナリオの前にやるのがベターなようなそうでないような



明日香シナリオ:このシナリオも展開は何というか普通な感じ
                   しかし主人公への告白シーンは必見の価値がある(と思う
      内容自体は平凡でも心が温まります



かすりシナリオ:キャラを上手く生かした感じが良かった 
                  展開もある程度予想できるけど丁寧に書き上げた感じ



惠麻シナリオ:お姉さんスキーよ、抹茶には分からないが
   とりあえず甘えさせてもらえるぞ
      やはりテーマは家族愛みたいですね



     玲愛シナリオ:ラストの里伽子様の策略が素晴らしいシナリオ、
                    さりげに最後のCGに細かい仕掛けがされていたのもいい
       まぁ結局最後は家族愛なわけですが



里伽子シナリオ:下手すると鬱になるところを良くぞここまで
       といえるほど完成度が高いと思った
                   2度目の波乱辺りでの主人公の告白がすごくイイ(・∀・)
        是非ともトゥルーエンドを見ましょう。
      (ただし全キャラで唯一バッドエンドもあるので注意)






全体通して「全然シナリオ褒めてねーじゃん」といった感じですが
決してシナリオがダメなわけではなくむしろシナリオより1シーン1シーンがすごくいい
と、いった印象を持ちました
全体的に見てもそんなに長いシナリオはありませんのでやはりシナリオ全体の評価より
シーンの評価の方がよりパルフェの評価に近いかと。

まぁ結局色々と難癖を付けてきたわけですがこの作品
最近やった作品の中でもかなりの良作。是非ともオススメしたいですね
ただ「ねこにゃんの絵がダメ」って方にはどうかな・・・
まぁいろんな意味で戯画の魅力が詰まった作品ってことです。





Parfait -chocolat second brew-のオススメ度



★★★★★



時間があるのなら是非





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